みか月が目指すもの ──
暮らしに寄り添う"もうひとつの灯り"として

私たち「みか月」は、精神的な不安や疾患を抱えながらも、地域で自分らしく暮らしたいと願う方々のために生まれました。

かかりつけの病院だけではできない「日常のそばでのケア」を、小さな規模だからこそできる丁寧さで届けていきたい。
そんな想いから、設立した訪問看護ステーションです。

「みか月」という名前には、"満月でも新月でもない、あなたのペースで"という願いが込められています。

一人ひとりのリズムに合わせた、静かで温かい看護を大切にしています。

代表の想い

"そばにいること"から始めたい。

私はこれまで、病院の中で多くの患者さんと関わってきました。
でも、退院したその後──
「家でどう過ごせばいいのか分からない」
「通院以外でも誰かに悩みを聞いて欲しい」
そんな声を何度も聞いてきました。

だからこそ、看護師として、もっと日常のそばで関われる形が必要だと感じ、この訪問看護ステーション「みか月」を立ち上げました。

制度の枠におさまらない、"人と人"として向き合う関係。
そのなかでこそ、ほんとうのケアが始まると、私は信じています。

代表 中村美絵(看護師)

「みか月」という名前に
込めた意味

満月ではなく、みか月のままで。

「みか月」という名前には、"満月でも新月でもない、
あなたのペースで"という願いが込められています。

誰もが、いつも満ちているわけじゃない。
欠けていても、揺らいでいても、それは"あなたらしさ"の一部。
三日月のように、ほんの少しの光でも、夜を照らしてくれる存在があるなら、人は安心して、自分のリズムで歩いていけるはず。

私たちは、一人ひとりの「今」のかたちを、そのまま受けとめて、焦らず、比べず、そっと寄り添う看護を届けていきます。

漢字ではなく「ひらがな」にしたのも、柔らかさと、やさしさを大切にしたいから。

地域密着・小規模運営の意義

小さなステーションだからこそ、できること

私たちは、あえて小さなチームから始めています。
一人ひとりの顔が見えて、名前を覚えてもらえる規模だからこそ、

「誰が来るか分からない不安」ではなく、
「この人が来てくれる安心」を届けられる。

精神科訪問看護では、技術以上に"関係性"が支えになります。
だから、まずは信頼できる関係を、
ゆっくり育てていくことを大切にしています。

山科という土地に根を張って、
地域の方々にとって「ちょっと話せる」「頼れる」存在でありたい──
それが、みか月の想いです。